【ポケモンSV】ペパーの親の愛について【※ネタバレ注意※】

【注意】

ポケモンSVの感想・考察です。

本編の【ザ・ホームウェイ】クリア前提のネタバレ要素がございます。

ネタバレOKという方のみスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

 

***ネタバレ前提考察***

 

【考察対象について】

ペパーの父/フトゥーもしくは母/オーリムについて。

今のところバージョンの違いで登場する博士である「フトゥー/オーリム」が「違う世界線の同一人物」なのか「ペパーの両親である」なのかは開示されていないので、その考察はせず、どちらの可能性でのある「毒親じゃん」という議論について「半分違うかも」という話をしたい。

 

【危険な研究】

ペパーは父/母である博士と満足な時間を過ごせず、それでも大切な親に会いに行こうとした結果、パルデアの大穴で大切なマフィティフに大怪我をさせてしまった。

怪我の原因は博士の研究であるタイムマシンの産物である「パラドックスポケモン」の暴走。この事件でマフィティフどころかペパーも命を落としていたかもしれないので、いかに危険な研究結果だったかということがわかる。

 

【コンタクトをとっていたのは本当に博士本人?】

パルデアの大穴探索時にペパーに「おまえ」と言われたときだけ返事をしているのは「AIとして正直な反応(自分は父/母ではなくAIなので)をしている」という考え方もできるが、なんとなくだが「このAI、心もインストールされてるんじゃないかなあ…」と思ったのだ。後ろめたさから「お前」と言われたときに反応したのかな、と。

 

これだけの少ない情報なんだけど、博士AIロボは多分やさしい嘘を織り交ぜて情報を開示している可能性があるかなと思っている。

 

AIのほうがペパーとやり取りしていた場合、少しの時間でも「父/母と子」として会話できた可能性があるならペパーの最後の「父/母さん」がめちゃくちゃ効いてくるんですよ(いやそれがなくても、心情まで同期してるAIなら…)。

 

自分はAIで、「研究を手伝ってね」と本物博士に言われて、同じ働きをした。同じ働きをして、同じように考えて効率は二倍になった。

 

ラスタルとタイムマシン研究結果が人体にどのような影響があったかは不明なんだけど、AIより人体のほうに「悪影響が出た」ら…?(土地に取り憑かれる呪いみたいなもの)

それを見越して姿かたちまで同じAIロボを作成してる可能性が高いんじゃないのか?正直、自分と同じ顔のロボなんていやじゃないかな(ふつうなら狂うが…)。狂人になりかけながら作成した可能性も否定できないが。

 

そして、出来上がったAIロボは「姿かたちだけなら博士そっくりに振る舞える」ので、ペパーと会話できるのは「本来できなかった大切な息子との会話(嬉しさがある)」「ただし自分は本物ではない(後ろめたさがある)」などの感情がうまれたのでは…?

 

最後、タイムマシンに身を委ねるAIロボに「父/母さん」とペパーに声をかけられたときの感情は…と思うと顔面がナイアガラの滝になってしまう…。

 

本物の博士の最後がわからないが、AIロボに搭載された博士の思考回路に感情が搭載されていた場合、「最後だけでも親らしいことができた」という思いでタイムマシンに飲み込まれたんだろうなと思う。

 

毒親として唾棄するのは簡単なんだが、この「AIに搭載された思考回路はどこまでか」問題が常に頭の中を駆け巡って、そんな単純なものではないのではないか?と毎回思い出すたびにナイアガラの滝になっている。